東日本大震災に見舞われた2011年が暮れる。被災地も復旧・復興のつち音がいったん静まり、大みそかを迎えた。
津波の爪痕が深い宮城県南三陸町には30日、雪が舞った。日暮れのまちを寒風が吹き抜ける。帰省した家族と談笑する光景がのぞく仮設住宅。その一方で、一人で年を越す被災者もいる。
忘れもしない3月11日。最大震度7の激しい揺れが東北を襲い、巨大津波が街や浜をのみ込んだ。これに福島第1原発事故が加わった。
多くの人の未来が突然断たれた。家や仕事、暮らしが根こそぎ奪われた。放射能に古里を追われ、避難生活を余儀なくされる人も多い。
警察庁のまとめでは30日現在、12都道県で1万5844人が亡くなり、今なお6県で3451人の行方が分からない。死者・不明者は計1万9295人となる。
被害の大きい東北3県の死者は宮城9506人、岩手4667人、福島1605人。不明者は宮城1861人、岩手1368人、福島218人。福島県によると、約15万7000人が避難先で越年する。
震災は、自然の猛威と制御できない科学技術のもろさを見せつけた。対応に手こずる国は、首相の交代で混乱に拍車を掛けた。政治への期待感はいつになく薄い。
被災地に駆け付けたのは、一人一人のボランティアやNPO、地方自治体の職員だった。全国各地、世界から支援の手が差し伸べられ、励ましや善意が寄せられた。
人の優しさ、人との絆の大切さをかみしめた一年でもあった。小さな触れ合いが被災者を勇気づけた。震災で生まれた新たなつながりは、被災地が一歩を踏み出す力となった。
「3.11」以後、東北は変わった。そして変わらなければならない。「災後」の社会、暮らしをどう築くのか。犠牲者の鎮魂のためにも、いまを生きる私たちが問い続けよう。
あすから2012年。復興への足どりを確かにする新年としたい。
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